☆Saturn in Capricorn（2017-2020）土星の山羊座入り

　１２月２０日、約二年半にわたって射手座に滞在した土星が山羊座入りします。

出生チャートで土星が山羊座にある世代（28歳～30歳、56歳～60歳）

はサターンリターンを迎え、

今後約２年半にわたって、土星の影響を直でうけ、

価値観の見直し人生の再構築が課題となってあらわれてくるでしょう。

　冥王星も山羊座にあるため、それまでの価値観の崩壊と再設計、

立て直しは避けられないかもしれません。

　しかしながら

　土星は自立を本当の意味で促す星です。見かけだけではない、

自己の本質に向き合うことで

逆に、渾身の力を発揮させてくれる星☆。

責任を負うことを恐れず、自発的に自己の範疇で行うことは、

それが過去からの蓄積された本当の実力の裏付けがあるならば、

社会的に評価されたり、名誉やすばらしい栄誉を受けることになるでしょう。

土星はジャッジメントの☆でもあり、あくまで現実的なことに焦点を当て、

軌道修正をはかるのですから...。

　土星には責任、重圧、制限、抑圧、抑制、試練、伝統、正義、権威、尊厳、ルール、
保全、年長者、国家、巨大組織など、
社会のトップを象徴する山羊座の支配星としての象意があり。
山羊座は超現実主義、ホンモノ志向の至高の星座。

　山羊座の守護星回帰は、不正や巨悪を正し、
健全化へ向かわせる大きなうねりとなることは確かでしょう。

　

　山羊座の対抗にある蟹座は、家庭、母性、保護、感情、母体、村を象徴としています。国家の公的な面を山羊座が意味するなら、国家の内面を蟹座が司り、

このふた星座は相関関係にあります。

　山羊座は蟹座に支えられてこそ、社会のトップに立つのですから、
強権を振りかざすのではなく、
むしろ保護するために威厳を持って対処にあたるでしょう。

　閉塞的なムードを感じたとしても、それは表面的なものであって、一時的です。

もっと言えば土星のストッパーがかかったということは、

そのまま進めたら安全ではないという配慮によるものであることを忘れないでください。

土星は、破滅に向かわせるのではなく、

ズレたものを本道に戻し、確実な成長をもたらす温情深い父性の星です。

実質的には土の星座である山羊座は、

現実的な保身力を身につけさせてくれることはまちがいありません。

　土星の影響化にある場合は、無駄な抵抗はしないで、本質的な価値観を大切にし。

それに則って決断することが成功のヒケツです。

　土星を味方につけたら、人生のいかなる問題も肯定的に乗り越える
現実力が備わるのですから、
現実から逃避するような真似だけはしないことが鉄則。

　遡ること、土星が山羊座に滞在した時期は、
1929年～1932年、1959～1962年、1988年11月～1991年2月。
この時期の代表的な出来事には、
1929年の世界恐慌、冷戦下アフリカの植民地の多数が独立を果たし、

1989年はベルリンの壁崩壊と....いうように。

　社会の主軸を揺るがす出来事のなかでも、

それまでの価値観の崩壊と再建に向けての軌道修正が起こってきました。

　

　約30年で一周する土星の軌道は、３０年ごとにやってくる

山羊座的な社会基盤の修正といえるでしょう

　まもなく訪れる、山羊座移動は、

2020年のグレートコンジャンクション（木星―土星の合）のほか、

冥王星とのコンジャンクションなど大異変的な変移は　
否応無しに訪れることは
容易に推察されます。

　根本的な価値異変として、国家という概念も揺るがすなにかが

歴史的に起こる可能性も大です。

　大国の分裂や、国家主導ではなく民族主導での分断的な独立も、

避けられないかもしれません。

巨大組織の破たんや解体も社会現象として増えるでしょう。

しかしながら

　無理があったことを、無理だと認めることを余儀なくされるのは、

現実を受け入れるということ。

　ある意味では、土星は非常に寛容で、温情深い惑星なのです。

　土星はシャドーを表し、直面したくなかった現実を

ときには人生上で突き付けてくるかもしれません。

　それについては、あとで、各星座ごとに、書こうと思っていますが。

　とりあえず、大規模崩壊が行われていく一方で、堅牢さを増すシステム、

強化されることがあるのも確かです。

　土星の基本は、安定であって、混乱は一時的なもの、

最終的には揺るぎないシステムの構築が目的ですから、

目先のことや変化に左右されない、

確固たる考えや価値観、

そして主軸を持って挑むことが大切です。

　長年かけて、積み上げてきたモノがある人は、

全面的に自己を信頼し。

なにかに依存するではなく、責任範囲を明らかにして取り組めば、

予想以上の成果を上げられるでしょう。　

見込み的な楽観にたいしては、土星は厳しいですが。

骨組みや骨格、建物でいうなら、強固で頑丈な建造物を意味する土星は、

安直なやり方を嫌います。

　自信をもって、壮大な計画を慣行したとしても、

それに見合うだけの実績と実力さえ備えていれば、

向かうところ敵なしのスペシャルな完全勝利をもたらすことは確実です。

　打算ではない
計画的な計算の上での行動、
目的をもった決断
必然を伴う動きには

全面的に後押しをしてくれることでしょう。

　土星は　骨格や基盤を意味するように、

人でいうならば、骨格矯正や、躾直し、ルールブックの改定や改編など、

不都合な問題を改善することがテーマなのです。

　そして、互い尊重し合うように、

真の意味でのパートナーシップや再配分を

理想的なかたちでもたらすことでしょう。

　価値あるものを存続させ、不要になったもの、

不自然なものを排除することが土星の使命です。

　私たちのライフのなかでも、軌道修正をはかったほうがよいこと、

健康面や財政面での見直しをはかり、早めに対処していけば、

山羊座の土星期はとても有意義に過ごせるはずです。

　現実は甘くない...という土星の負の面ではなく、

プラスの面として、土星による恩恵をしっかり享受してください。

　考え方、観方次第で、人生の豊かさと喜び、

幸福はいつだって降り注いでくれています。

　また、キャリアアップや昇進を可能にする山羊座土星は、

自分だけという小自我ではなく

全面的な社会貢献を主軸に、

自己の成長をはかるなら、

年長者や周囲からの薫陶、サポートを受けて、

引き立てられる幸運にあずかるでしょう。

　

　

　

　星座システム（１２星座別）の土星影響は

　また後日、追記したいと思います☆