アクロポリスの丘上
紀元前437年ごろに建造されたプロピュライア(前門)
この奥には女神アテナに捧げられた
パルテノン神殿がある。
ゼウスと思慮の女神メティス(ゼウスの最初の妻)との間に生まれた
女神アテナ
知恵と学芸、工芸、芸術、戦争の戦略を司る
オリュンポス十二神のひとりであり、アルテミスとともに処女神とされています
アテネとポセイドンが争ったとされる場所に建つ
『 エレクティオン神殿とオリーヴの聖樹 』
エレクティオン(エレクテウスの家をあらわす)は、
女神アテナ、海神ポセイドン、アテーナイのエレクテウスらを合わせ祀る神殿です
この神殿の手前にある神々しいオリーヴの樹は、
神話によると
かつて
アテーナイとその周辺であるアッテカ地方の支配権をめぐって
アテナと海神ポセイドンとが激しく争ったとき、
ポセイドンとアテナはそれぞれに自分の威力を示す奇跡を行うことによって
勝敗が下されることになりました。
ポセイドンは三又の鉾を振り上げてアクロポリスの丘上の岩を打ち砕き海水を噴出させ
それを見たアテナは負けじと槍を振り上げて傍らの大地を打ちました。
そこに芽生えたオリーヴの木はみるみるうちに大樹へと成長し
大粒のオリーブの実をたわわに実らせたのです。
それを見ていた神々と王族は文句なしで
アテナに軍配をあげ、アテナはこの地の守護神とされたのです。
写真のオリーヴの聖樹は
このときの女神アテネの奇跡によって生まれた聖なるオリーブの末裔といわれています
オリーヴは聖書のなかでも平和の象徴として描かれていますが
ギリシア神話のなかでも平和を象徴としているようです
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