『 射手座☆木星★王の帰還 』Jupiter In Sagittarius

Jupiter In Sagittarius

　２０１８.１１月８日～２０１９.１２月２日

　１２年の時を経て、木星の守護星座である射手座に本日、守護星回帰しました。

　１２年ぶりのイングレス...ジュピターリターンを迎えます

　ジュピターはローマ神話に登場するユーピテルの英語読み

　ソーラーシステム最大のガーディアン木星は

　質量ともに最大で

　古の多くの文明で神話や信仰の対象となった惑星

　ローマ神話の主神

　ギリシア神話ではゼウス

　シュメールではアヌ（Anne 天空神、神々の王）

　に由縁の星です

ジュピターリターンは

まさに

『 王の帰還 』

約１３か月本丸である射手座に滞在し来年１２月に玉座を象徴する星座、山羊座へ移行します

通常は約一年の滞在ですが、今回はおまけの一か月もついて

ホームである射手座では

さながら凱旋パレードとでもいうかのように

その絶大な影響は木星のもつ拡大発展、理想の追求を後押しすることでしょう

　火の第三星座である射手座は、天空上で輝く半身半獣のケイローン

ギリシア神話では半身半獣の賢人として有名

ですが

ケンタウロス一族（蛮族）に属しています

古代メソポタミアのバビロニアでは、パビルサグという　合成された姿で描かれた

この後の山羊座の象徴に結び付く　エンキ神の息子ニヌルタ神と同一視されていました

ギリシアのケイローンとはかなり違いがありますが

射手を手にした半人で長い蠍のような尻尾を有し、有翼をもった獣の半身を持っていたり

様々なバリエーションがありますが、

　ニヌルタ神は、シュメールではラガシュの都市神で

農業と狩猟、そして戦闘を司る神

　英雄神と農耕神であるこの神は、戦闘の力は「洪水のように凄まじい」といわれていますが

　農耕の神と合一でもあるのは、戦闘に欠かせない兵糧をあらわしてもいるかのようです

　農耕神ニヌルタが農夫に教える農耕法、という農夫の教えも遺っている

　ケイローンはあまりに有名なので、少し違う神話をえらびましたが

　ともに英雄的要素があるのは

　射手座の神話として、英雄譚が根源にあるからなのです

　そして　話は　木星に戻しますが

　射手座へのホーム回帰の直近は

　１２年前、２００７年に木星がホームに回帰していたころ、冥王星も射手座に滞在（1995～2008年）し、山羊座へ移動する前夜、世界経済がそのあとどうなったかは、ご存知の通りで、

２００８年に冥王星の山羊座入りとともにリーマンショックが起こったのは、ホームから去った後でした。

　

　木星はバブルの☆とも呼ばれ、拡大発展させるエネルギーは、ソーラーシステムＮＯ．１のサイズであるその存在感からも圧倒的ではあるものの、あらゆる意味での　拡大発展でもあり

良し悪しを判断しないのも...木星の性質なのです。

よくもわるくも大きく展開し、それゆえ、はじけるときの影響も激しいものがありますが、２００７～２００８年にかけての事象は

冥王星という死と再生の☆が関わったため、より強い影響が発揮されたためでもあります。

破壊力ありすぎでしたが..

　木星、冥王星の合（コンジャンクション）は、キングメーカー、ミリオネアアスペクトとも呼ばれ、強い権力欲やカリスマの象徴のひとつでもあります。

　次回の木星、冥王星の合は山羊座で２０２０年に、グレートコンジャンクション、トリプルコンジャンクションといった、ビッグイベントがありますが、周期でくるので、その次は、水瓶座というかたちで起こりますが、冥王星は公転周期が遅いため、全部の星座を経験するには２５０年近く　寿命が必要なため　不可能です

　出生図でもっている、あるいは　生きてるうちに出生星座で起こる場合は、ひじょうにラッキーだと思ってください

　コンジャンクション以外のアスペクトもありますが、長くなるのでこの辺で...

　山羊座入りの時期にはじけた理由を書いたのは、

木星は　判断基準を持たないということは、個人の意志、その理想や欲求の根源は問題ではないため、

内なる対話は必須だということ。

　ずっと追いかけていたものが、実際手に入ったら

欲しかったものではなかった。と後悔しても、それは遅いからなのです。

　射手座は大きな理想を実現させるために、目標に向かうなかで充足を見出す星座であり

結果はもともと問題ではありません。

　希求する欲求そのものがエネルギーなのですから、

　本気で同一化できる　自己の内面からの　魂からの欲求であるかどうかを

ご自身で判断してください

　実際　木星がいい時期は、いろんな話が舞い込みやすく、心を揺さぶられるような

おいしい話や、非常に魅惑的な話が持ち込まれやすいのも特徴です。

　太陽星座の射手座さん、あるいは射手座に金星や火星、そのほか、プライベートな惑星が

ある場合は、影響が出やすいので、、それは本当に　本意に合致しているのかどうか

　確かに一見　すごくラッキーな感じがしても、その先は、保障のない世界です

　この世に絶対的なものがない以上は、たとえ結果がどうなったとしても

これは今生で　自分はやっておくべきで　迷いもなく

　本当に望んでいること、あるいは望んでいたこと

　もし、何も得なかったとしても、たとえ失敗しても後悔しない

　そういう気持ちがあっての覚悟のものなら、

　それはその先　大きな発展の種となり最低４年、長ければ１２年はつづく幸運のスタートを迎えることになるでしょう。　

　逆にいえば、チャンスは目立たないカタチでくることが多いのが特徴

　これ大丈夫？　不安だけど　やっぱりやらずにはいられない

試してみたい...。　その後のことはあまり頭にないくらいのほうが

大きく発展する可能性が大きいのです。

　理想というのは、いろんなカタチがあり、目標も様々

　けれども、射手座の理想は高邁で、やはり何らかの社会的な意味での欲求や貢献につながっているものであったり、将来役立つ、誰かが必要としている、そうした　利他意識が根源にあるものなら

その芽は、すくすくと　成長するように導かれることでしょう。

　個人欲求は乙女座までの性質なので、天秤座以降の星座は、基本的には、他者を通しての達成や実現、影響が広範囲に及ぶものであるもの

　というのは、星座テーマによりますが、意識しておくと

　チャンスをモノにしやすいでしょう。

　あれこれ書きましたが

　木星が冒険者の魂をサポートし、未だ見ぬ

　人跡未踏を目指すような　理想や目標の具現化をなによりも楽しみに

　後押ししてくれることは確かです

　孤軍奮闘が続いていたならば

　援軍が...それも正規軍一の精鋭部隊が救援物資つきで到着してくれるようなもの

　あとは　あなたの勇気ある前進を

　振り向かずにただ前だけ目指して　全うする

心意気と行動力さえあれば

　きっと目標とした場所へ辿りつけることでしょう

　

　物語でいうなら　まさに勝機の掴みどころ

　途中でキビシイことを書いたのは、敗退宣言するのもありだからです

　前進するのもやめるのも、どちらを選んでも

　それは

　長い旅路のなかで　悔いのないものであるなら

　祝福されるであろうということ

　ここでの選択は　そういう意味でとても貴重で希少で有望

　どんなゴールをあなたが描き　そして心を定めているのか

　それは個々それぞれ

　けれども　どんな決断でも　きっと悔いのないように

　心の素直な気持ちにしたがって

　まい進してください

どこまでも勇敢に勇猛で気高い

射手座の精神は

たゆまぬ愛と大きな力で

あなたの旅路を守護してくれることでしょう

　

ＰＳ：　１２星座別の個々の運勢は

　別途でＵＰいたしますね

幸多き射手座木星の帰還を祝して

皆様の幸せを心より祈っています