✨ERESHKIGAL ✨エレキシュガル~冥界の女王~




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この内容は知らない

 だけど イラストみたら

ふと 冥府の神
シュメール神話のエレキシュガル(女性神) を彷彿した

 エレキシュガルは女神イナンナの姉でもあり
 イナンナの冥界下り(この冥界下りは最古の神話でダンテの神曲の元ネタに相当する....)

 エレキシュガルの名は
アッカド語では冥界の女王

 冥府の神は ギリシア神話ではハーデスだけど

 時系列でいえば
原初神話にあたる シュメール神話は
 女神が担い手であった

ちなみに 月の神はシンで 男性神

 エレシュキガルは天空神であるアヌが父親で

 イナンナは妹 姉妹はそれぞれ、
死と生という対極の属性を司ることから
対立関係にあるとされているが 

イナンナは愛と戦争の女神でもあり
生死を扱う意味では 光と影の関係にある

 エレシュキガルは
アンダーワールドの女王

60の病気で人を殺すという疫病神且つ
冥界の首相ナムタル、
書記のベーレット・セリを従え

さらに「死者を裁く7人の裁判官」を従え
冥界に君臨する存在

外界へ出ることは許されておらず、
世間との交渉が望まれた際には
ナムタルを遣えさせていた

 冥界という世界は 暗黒世界というよりは

古代 冥府は
実相世界とは異なる世界としてとらえられていた
( 後世の単純な死者の世界とも厳密に異なる)

生者はいけない世界であって 信仰対象でもあった

 そのためエレシュキガルの神殿は
「大いなる町(冥界)の家」と呼ばれ、
人々は疫病に見舞われないよう
エレシュキガルに祈りを捧げた 

カルトと西洋人は呼ぶ古代宗教は

その後の モノと質的に 異なるので

 古代メソポタミア文明の シュメールやアッカドでは
 祭儀や神事の執り行いとは、


 他の宗教に見られるような神々との合一や
愛や見返りを得るためではなく、

 あくまで神への奉仕、

神の暮らしを良くするためのものだった

 エレシュキガルが支配する冥界とは、
 シュメール語の言語「KUR NU GI A(クル ヌ ギ ア)」(アッカド語で「irusitu la tari」)
「戻ることのない土地」または「不帰の国」
という意味で

 冥界は深淵、真水の神エンキが司る
領域アプスーの下 
もしくは西方の彼方に「クル(冥界)」がある
と信じられていた

そこへ辿り着くには7つの門と
シュメール版 「三途の川」に当たる
「人を食う河(フブル川)」を、
「渡し船の人」の導きによって向かう所だと
考えられていた

そんな冥界の女神エレキシュガル

エレキシュガルが主人公の物語があってもいいな

と. ..ふと妄想がふくらむ


このイラスト

皆さんはなにを想起されただろう...







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