✨蟹座の満月(半影月食)と山羊座祭り


1月11日蟹座満月は午前4時21分

半影月食は午前2時07分~最大は午前4時10分~終了は午前6時13分になります

半影月食は、地球によって太陽の光が部分的に遮られた
不完全な影(半影)の中に月がある現象
半影月食は満月時にしか起きない現象で、
本来なら燦然と輝く満月の光が弱くなりますが
本影月食ほどではないため 注意しないと気づかないこともあります
ようは 本来くっきり見える月の満月のあかりが
グラデーションのようにぼんやり投影さえるためです


今年は半影月食の当たり年で年に3回見られます
前回は2016年でした
その前は1973年
年に3度も見られるのは珍しいことでもあるので
しかも 今年はかなりはっきりした半影で、
2016年よりも観測条件はめぐまれています
次回は2049年、2056年、2085年、2096年が
今世紀中で一年のうちに3度半影月食が起きる年となります

今年の次の半影月食は
6月6日4時25分
11月30日18時43
↑になります

そして本題の満月時の宇宙模様


凄いです
太陽、水星、土星、冥王星のコンジャンクションに月のオポジション
太陽水星のタイトなコンジャンクションには、海王星がセクスタイル
火星は射手座で牡牛座天王星と150度を形成
これは正直、微妙です
不穏はすぐには表にはでないかもですが
土星、冥王星のコンジャンクションは権力アスペクトで

失墜と謡ってる方々多いですが
私はそうはおもいません
これは極端にまで極まるという意味で不正や悪事が開示されるわけではない

もっと言えば、何かを贄として逃げ切る算段は整っているということ
巨悪は滅びない

なので期待しているほど大きな反映はみられないでしょう
むしろ、強化(凶か)される

なぜかといえば土星は権力や権威の象徴である山羊座の守護星で
権威や権力そのものは、実際悪ではなく
善意や善政を行うためにも必要なものでもあるからです

権力や権威=不正や悪の温床化したのは人間の業であって
ヒエラルキーなくして統率のとれた社会となるかといえば

なにもなくなったらカオス
それこそ 人間の悪しき側面が横行する
混乱に乗じて...
土星は理性の星でもあり
精神性の現実的な側面での砦でもあります

なので
あるべき姿としての道徳性に模倣や模範を土星が司るように
土星は混乱を招くような星ではないのです

むしろ 根幹からの象意を浮彫にするでしょう
そこから外れたものを排除する

ここで墜とされるのはクズであって
土星を十分に理解していたなら 悪用していても不問となる

物事には光と影があるように
バランスとして
その均衡を崩すほどでないなら土星の枠の間でのことを
粛清していくのは
トランスサタニアン
土星外惑星ですが
土星、冥王星のコンジャンクションは権力への固執



とくに山羊座の正位置である10ハウス天頂に位置するこの宮(ハウス)
には二面性があるため
社会のトップを司る10ハウスの山羊座のテーマは本来統合
社会は個の総体であり、はっきり言えば才能より集団性の象意です

才能がなくても出世できるのが山羊座世界なので
個性が際立つことはよしとされません

山羊座の正義はあくまでも統率であり、異分子は排他
なので 山羊座にこんなに星が集結中というのは
権力のあがきの縮図にもおもえます

共同体のなかに吸収される対抗の蟹座の母体は社会の最小単位の家庭をあらわします
近代化以前から社会の根幹には家庭や民族、小規模集団があり
それを総括するのが国家的な存在でした

冥王星は1930年クライド・トンボーによって発見され
この時冥王星は蟹座にありました
冥王星の名のプルートはプルトニウムを象徴しています

天文学上では2006年まで太陽系の第9惑星(最遠)とされていた天体で
現在は準惑星になっていますが、戻そうという動きもあります

むしろサブグループにされてからのほうが、
象意としての
冥王星的な真価を発揮している気がします

占星術上ではかわらず10天体のひとつとしてとらえられているので
シンボルとしての変更はありません

公転周期約250年の冥王星は、ひと星座を約20~25年くらいかけて移動します
山羊座入りしたのは2008年
リーマンショックが起きました

射手座冥王星時代に膨れ上がったものを正していっているともいえるのが
あれ以降の流れですが

はなしを戻すと

冥王星の発見時は1930年ですが、1939年まで蟹座にありました

第二次世界大戦が起きたのは1939年で冥王星が獅子座入りする前夜のことです

冥王星は、そのサインが表す意味を徹底的に破壊し再生、
再構築をはかることをテーマにもっています
死と再生の星と呼ばれる所以でもありますが

蟹座に滞在したころ(1914~1939年)ですが、
日本は大正~昭和の初期にかけての時代にあたります
蟹座は家庭や民族、ルーツを司りますが
近代化にむけて、それまでの家族主義が崩壊していった時代でもあり
経済のために過程や犠牲にする、それまで家庭の守り手であった女性の社会活動が社会運動となり
女性の活動家も増えた時代ですが、それ以前だったらおそらく考えられなかったことでしょう
そして、民族や国家のルーツの書き換えが起きたのもこの頃です

世界でいうとドイツではナチスドイツのヒトラーが民族主義的な思想を社会意識に直結させ
のちに悲劇が起きたわけでもありますが
ルーツへの回顧意識が高まった時代でもあります

日本は間違った方向に結び付けられたといっても過言ではないと思うけれど
学びのために大きな犠牲をはらったことは アイデンティティクライシスが世界的に起きていたとも
いえるかもしれません

もっと究極的に遡ることができたなら
本来は起きなくてよかったことだともいえるからなのだけれど
蟹座のバイアスは、小集団に限定されるため

さらに深い集合(習合)意識への回帰はなされず、
表面的な蟹座意識を破壊されることにとどまりました
敗戦体験は、挫折感をともない、いまもそれは継続されています


どうして、長々書いているかといえば、
蟹座の対抗にあるのが山羊座で、山羊座は、この蟹座意識の再編的な
ようは、拡大された形での再演が起きるからです

蟹座は家庭や民族、そして国家は山羊座ですから
社会性を持つという意味では、集団化の理想の崩壊でもあります
蟹座意識を吸収したのが山羊座の総体で
その総体そのものを 冥王星は瓦解させて再構築をはかっていきます

日本はようやく終戦を本当の意味での終わりと再生にむけての
チャンスでもあるわけです

傷ついた民族意識は表層であるにも関わらず、根幹から腑抜けになったのは
これ以降も引きずりつづけ、利用され、また表層であるがゆえに
再構築ができなかったからでもありますが

いま起きている民族回顧は、かつて獅子座冥王星時代(1939~1957年)に
エゴによって利用された 民族意識から個の可能性として目的を変容させたものの
エゴにはエゴの限界があり
結局、権勢意識へとつながり、未熟さをぬぐいきれないためでもあります

この世代の生まれは、ある種の無邪気な子供のように
自我の成長がとまっています

ディスっていますが事実だと思うので
この世代に期待することはできません

エゴの限界を突破していく世代は、天秤座以降の世代になりますが
いまの世相をリードしているのは、この冥王星獅子座世代と、冥王星乙女座世代
社会意識の根幹にある 自己...そのエゴをこの世代が手放し
共同体意識を 共有するには無理がありすぎるというよりは
欺瞞になってしまうためです

いま山羊座の冥王星は今後山羊座意識の再構築の最終工程にはいっていくわけですが

終わらせるもの残すもの、生まれ変わるもの
その選別にはまだ時間を有します

冥王星乙女座世代は実利主義が基本にあるため、改革精神は旺盛ではありません

変わらないことをもっとも望んでいる世代ともいえるでしょう
世代意識は、集合意識の総意でもありますから

共同体意識が変容するのは冥王星が水瓶座入りして以降のことになります

なので、大きな変異を期待するよりも
火星、天王星のクインカンクスが象徴しているような

次世代的な価値の書き換えと新たな創造に着手していくのが
今後の人たちの担うべきテーマともいえるでしょう

山羊座祭りは、明治期の鹿鳴館のようなものです

長くはつづかない宴

あの時代、多くの鹿鳴館通いの有力者が暗殺されもしましたが
いまはそういう時代ではありませんから

社会的に起きるべきことが起き、その対価を払うことになるだけで
そういう意味では 安全です

不穏さを伴うのは
コントロール不能な 環境異変のほうが切実となるでしょう

いま、これ書いてるときが
まさに 半影月食の真っ只中ですが

この時間になってしまったのも意味があるのかもしれません

それまで思っていたのと違うイメージが降り注いでいるからで
昨日の段階なら この書いてきたような内容にはなっていなかったと思う

どうして 土星、冥王星の強権体質がよしとされるかは
自立させられるよりも依存していたほうが楽だとおもってる人たちのほうが
大多数だからで、それでうまくまわってきた
政治への無関心も社会への甘えも許されてきたこれまでの時代から
いきなり放り出されていくような
水瓶座冥王星時代は、ある意味、競争意識から協力意識への変異が起きていくことも
おそらく予想されるものの
それには、多くの手放すべきものがあることも事実だからです

これを書き始めると長くなりそうなので
この辺にしておきますが、

近代日本は個人の願望を犠牲にし、集団の利益を優先することで成り立ってきました
蟹座冥王星時代はとくに顕著だった

それ以降も継続されいまに至っているわけですが
それ自体がわるかったというよりも
権力は腐敗する...というのを地でいってしまっただけで
国家に属する個は、個人契約を結んでいるようなものであり

不都合なら脱することも可能なわけですから
共依存関係で成り立っている 

その共同体的圧力がゆきすぎたのが現在で
それでも現状は、まだ追い込みをかけるような 山羊座祭りを見ると
どう転んでも強権の極み

かんたんには終わらないでしょう

日本の始原図では山羊座冥王星は8ハウスにあり
8ハウスは蠍座のハウスで冥王星にとってはホームですから
異常にしつこいほどの執着を見せる

8ハウスは生死のハウスでもあり権力や利権、金融、
パワーをもたらすものすべてを司るハウス
9ハウスに移動するまでは、2024年ごろになりますから
強請りたかりが横行するのも、まだ続きそうです

もっというと、そうした構造的な腐敗や利権体質が
暴かれていくのは 水瓶座冥王星以降ともいえます

そのころ、米の建国図で冥王星が回帰する..ようは公転周期250年の冥王星が
一周する時期にあたります

日本は宗主国の傘のなかで戦後歩んできたわけですが
宗主国が もっとも隠してきた不都合な真実が明るみになる時代を迎える

それに伴って
ドミノ式に変わらざるをえなくなっていく
という見込みのほうが高いでしょう

こんな書いてると、反感かうかもなぁ
とも思うけど

そんな2023、2024年を迎える前夜の
激動期のスタートが

この山羊座祭りの饗宴ともいえるとおもいます


個人の人生については、

個々で自由に...とかいうと 大雑把すぎる!と叱りを受けそうですが
本当に個人の意識がとても重要なときでもあります

社会意識は社会共有された意識がベースにあるわけですが
それを 脇においても、あなたのなかで重要なことはなんでしょうか

何を最優先したいのでしょうか
それはあなたの本意でしょうか
本当に欲しいものなのでしょうか
その価値はあなたにとってあることですか

というように、ひとつひとつ
あなたがどう感じどうしたいのかを何よりも大切にしてください

これまで捨てきれなかったものは
あなたにとっての価値ではなく 多くの人にとっての価値であって
あなたにとっては無意味で、持っているだけで
本当は何を代弁しているのかをわかっていながら
自己の自信のなさから保持したかっただけなのかもしれません

そうした自己矛盾やふがいなさを払しょくし
自己を貫く強い意志が求められていきます

共感されること承認されること認めてもらうことは
二次的なあるいは副次的な産物で
それ自体には まったく価値などないことを
あなたは薄々気づいていたはず

もう無理しなくてもいいのです

よく思ってもらうために評価されるために犠牲を払うことは無価値にしかなりません
他の誰かのためになるわけでもなく
ましてやあなたのためにもならないことを
はっきり自覚するでしょう

自己との対話を十分におえた後にも
あなたの手のなかにある理想や希望、この人生で
やっておきたいこと
それは これからのテーマです

いままでは価値は社会から与えられるものでしたが
これからは 新しい価値の創造が主流になっていくでしょう

本当にこれまで多くの犠牲を払うことが当たり前で
個人的な幸せや 本来の喜びが軽んじられ
価値の共有のほうが優先されてきたのです

世界的に、精神を患う人口が増加し、今後も増えると示唆されていますが
それこそ 犠牲であって
喜びをうばわれてきた結果ともいえます

バカバカしい

はっきり言うことははじめは痛みを伴うことでもありますが
誰の犠牲にもなる必要はなく
そうした負の連鎖からの自由は本当の意味で
幸せの共有を可能にしていきます

集団原理がかわっていく移行期を
有意義にすごしてください

その価値はあなたにしかわからなくとも
むしろ あなたにしかわからないからこそ
価値があるのですから


あなた自身、そしてあなたの人生のすべてを全肯定する生き方は
ほかの人を妨害することなく互いに高め合っていく唯一の方法です

我慢や犠牲をはらってきた人たちは
最終的には、同じように犠牲を要求し、誰かを贄とするような
自己の疎外感を どこかで解消しようとするため

結果的に鬱や自己創造の妨害を無意識的に許容して
押し付ける傾向にあるからです


そういうものを 拒絶していい時代だとおもいます

楽しい気持ちで参加できないなら無理にやらなくていい
むしろやりたくないならやって欲しくない
当たり前のことなのに 
集団化すると許されないような風潮が長いことありました

スケープゴートを作り、弱者が痛めつけられる
その構図に嫌気がさして当然で
イヤだと思いながらイヤな気持ちをごまかして
そうして 社会生活や家庭生活を営むことの弊害を

ただしく認識することは 崩壊につながりかねないと
蓋をされてきた多くの問題のせいで

拗れてもつれたものが
これから正されていくでしょう

たんなる楽観主義や 理想論ではなく
本質的なことからの立脚でない限り
本当の意味での発展も繁栄も望めないからです


楽しみな時代の幕あけ

天王星も巡行に戻り
射手座の火星は まさにパイオニア的な新しい発見や活動をサポートするでしょう
12ハウスにあるため
まだカタチ無きなにかかもしれません
牡牛座天王星は楽しみや関心の追求
クインカンクスは紆余曲折を経ても
具現化をもたらします


あなたの気づきもまた
大きな発展の一部です

まだ書きたいことがあるので

続編でかくかもしれません


すべからくすべての人々にとって光明となりますように




コメント

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