たまたま見かけた
いわゆる千手観音だよね…
ギメ東洋博物館の所蔵なのか
エミール・ギメによる美術館で
アジア以外での最大の東洋美術館として知られる
東洋学、特に宗教研究に関心を寄せたギメが収集した
コレクションの集大成のひとつだろうけど
異文明、異宗教への関心の高かった彼は
パリ万博(1867)への出展、
その後第一回国際東洋学者会議への参加によって、日本の宗教への関心を高め、
フランス政府から「極東宗教学術調査使節」という認定を得
さらに日本にも訪日している
日本滞在中には、廃仏毀釈のために焼却の危機にあった膨大な仏像・仏具を収集した
余談だけど
1867年のパリ万博はパリで開催された2度目の万博で
日本が初めて参加した万国博覧会でもあり
ここで発表された水族館と電気にまつわる出展作品から、ジュール・ヴェルヌが『海底二万里』の着想を得たことでも知られる
1867年は海王星は牡羊座にあった
前回の海王星回帰(魚座)は(1847-1861年)
まもなく
魚座回帰を終え、来年の3月30日に牡羊座へ一度目の移動する海王星
ふとこの仏像で思い出したのが
オリエントや東洋への憧れがもたらした
西洋文化と融合がはじまった時代
先駆けとなったのは
こうした異文化への関心や興味、そして収集
その延長に
フランスのうんだアール・ヌーヴォー
アール・ヌーヴォーは19世紀終わりから20世紀初頭なので
自分が生まれる前の世界だけど
その様式の特徴は
こうした東洋文化との出会いがなければ
決して生まれてないだろう
次の時代は
まったく異なる次元の融合な感じするけど
魚座の海王星回帰がもたらしたものは
牡羊座で方向性をもち牡牛座で具象化する
キテレツな発想や着想が
ようやく日の目をみはじめるのが
2025以降ということ
スタンダードとかトラディショナルとかいうのは
土星的な世界観で 土星は山羊座の支配星
山羊座冥王星がそうしたものへ
鉄槌を降しながら、器の再構築をはかり
それを修正するのが水瓶座冥王星
境界線を曖昧にする魚座冥王星時代に至ると
いわゆるメタモルフォーゼがはじまるので
多様化がようやく具現化する
いまは どこにもいきつけない
そうした時代閉塞の真っ只中で
迷走時代がまだ続くので
過去に根ざしたものなのか未来を目指したものなのか
もし基準にするなら
わかりやすい観点はそれくらいだけど
それがもっとも重要なので
未来を目指したものの価値(勝ち)は
いまはまだ測れない
(ノ)*・ω・*(ヾ)モフモフ
この千手観音みてたら
漠然といろんなことが浮かんだ
これは
ひとつに集約された千の思いや願望ともいえる
ひとりの背にはそれだけ多くのものがあるという意味でもある
宗教という特性が 本来の目を摘み取ってしまってきたのも事実
ひと昔前まで、宗教のことをかたるのはタブーだった
西洋人にとっては異宗教はカルトでかたづけられるけど
東洋人にとってはリアルな生活背景で
東洋における宗教研究は西洋の神学とはまったく異なるものでもあるし
モチーフから感受するものも
育ちが違えば価値も異なる
次の時代は宗教色も宗教観も変容していくから
ふと書きたくなったのら
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