早咲きの桜🌸の冬芽....
冬芽は植物の冬越え
休眠期間とされる時季
寒さにも乾きにも耐えられるように
防備を
構えた芽のこと
冬芽の典型的なカタチの鱗片
芽鱗と呼ばれる被いで保護される
硬い鱗片は葉の変化したものだが
なかには
コブシやネコヤナギのように
芽鱗がはずれると
ふさふさの起毛のコートを着ている芽もあるけれど
いずれも
寒さを耐え忍ぶ自然の知恵
しかしながら
この芽に至るまでにも
何代もの分裂を重ねて
ある時期
冬芽のなかで春への準備が着々とおこなわれ
純白の花芽があらわれてくる
春の兆しは
突然訪れるのではなく
入念な準備のもとに迎えられる
日本の伝統的な年中行事も同様で
冬越え、そして新年を迎えたのちも
いくつもの段階を経てから
田に入る
もう慣例は節分くらいしか残ってないけれど
重要なプロセスは
古代の文化は必ず伴っていた
四季のある日本は稲作文化
年中行事は農作業に関わる重要事だった
だいぶ廃れてきてるけど
その流れに則って行うことは
大自然の営みにじゅんじた
弥榮の道....
あたたかい陽射しのなかで
春を待つ
冬芽はきっと
もう芽吹きの準備を初めているのかもしれない
☆ 冬芽は、晩夏から秋にかけて生じ、冬を越して春になって生長する芽のこと。
人のサイクルでいうなら、盛りのピークのうちに、
下りのスロープに差し掛かる前に
その準備をはじめるという。越冬準備...
盛運もあれば衰運もあるように
人生はあざなえる縄のごとしで、浮沈がつきもの
そのなかで振り回されない生き方を自然から学ぶことは大きい
そして、下り坂は簡単におりていける一方
上り坂というのは非常にエネルギーを必要とする
坂道で車がすれ違うとき、なぜ上りが優先なのか。
それも同じ道理...。
春風が吹き、時節が整うと植物は一斉の芽吹きはじめる
越冬してきたことなど、露ほども感じさせないほど見事に
新緑で彩られていく
ずっと蓄えてきたエネルギーを放出していく時期は
春分以降だけれど
冬至を過ぎたら、照準は春に移行しているのが植物の流れ
立春で、いよいよ本格的に植物のなかでは、
春のタイミングに合わせて準備が整えられて行く
植物には植物脳があり、独自の進化を遂げてきた
陸生植物の登場は、いまから4億5千万年まえのこと
花が登場したのは白亜紀にはいってから。
さらに草が芽吹き始めたのは4千万年前のことらしい...
その間、植物は驚くべき進化を遂げてきた
動物のように移動できない植物には、特殊な中枢機能を発達させて
自然環境に適応してきたのだ
成長をはかる中枢脳。極寒の寒さを耐え忍ぶ越冬も
そんな植物の進化の過程で身につけた知恵
生存競争に遅れることのないように、発芽のタイミングは完璧だ
人の神経細胞とおなじように、植物も植物ホルモンをつかって伝達指令が
おこなわれている
冬は休眠のように見えても
ずっと息をこらして、春を待ちながら エネルギーを蓄えている
だからこそ 新緑の美しさは 人を感動させ
本当に目を奪われる...
あまりに美しくその勢いをとどめおくこともできないから
夏至は、植物の盛運のピーク。それも 彼らはちゃんと
理解している
人もどうようで、芽吹く前には、片鱗すら感じさせないものも多々ある
それまでの準備や苦労など、誰にもわからない
人はどうしても表にあらわれたものしか 理解できない
だから、夢半ば、目標を達成できていないとき
ダメだ。こんなじゃいけない。自分にはできない。
など、最悪の場合、自己存在の否定にまで いきかねないのも
表面にあらわれてる兆しすらない間は、迷いや不安
恐怖に 支配されやすいから
でも、観方を変えたら、その兆しのあらわれていない時期は
すべてがそろっているともいえる
冬の間にどれだけエネルギーを蓄え、地道に内面を磨き 実力を研鑽したかが
成長の時期に、一気に表にあらわれるから
時節は公平におとずれる。
だからこそ、どんなにつらい時期があっても
そこに留まることなく、前を向いてあるいて欲しい
硬く庇護に包まれた冬芽は
どんな厳しい寒さのなかでも、
越えられるように... 天は味方してくれていると
教えてくれているように思う
これから春を迎える...
まだ寒さがきびしくても、素晴らしいエネルギーがあなたのうちには
秘められている
それを信じて... 美しい🌸を咲かせてほしい
Elevação da onda do alegria voluptuoso.
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